つづく日々(人を思い出す)

含蓄もなく、滋味もなく、大きな事件も起こらない、自分のあやふやな記憶の中の日々と人々とを散漫に思い出して書きます。

久しく忘れているものたちのこと

ビー玉の味
おはじきの味
手の平についた草のしる
セロハンテープを顔に貼って、剥がした後、あぶらがとられてつっぱるかんじ
ちいさな抜け道に落ちてるヘビの抜けがら
新聞紙でつくった剣の硬さ
気が重いピアノのおけいこ
プールのときの、痛いからあんまり好きじゃない、目を洗うための上を向いたじゃぐち
あぶら粘土のにおい
ツツジの蜜
プレパラートを割ったときのかすかな音

車がすごいスピードで走っているのに、ずうっとついてくる月

 
他にも何かありますか?