つづく日々(人を思い出す)

含蓄もなく、滋味もなく、大きな事件も起こらない、自分のあやふやな記憶の中の日々と人々とを散漫に思い出して書きます。

昼間の星のこと

昼間の星を見てみたい。

強すぎる太陽の光でかき消されて見えないだけで、昼の間にも星は出ているはずだ。

 

月は日中でもうっすら見える。水色の空に、チョークで丁寧に描かれたような白い月が。

もし昼間の星が見えるとしたら、やはり昼間の月と同じように、白色に見えるだろうか。粉砂糖をふるいにかけて青い空にばらくような感じになるかもしれない。

身の回りの、見えないものを見てみたい。湖の底で泳いでいる魚とか、土の中で種から手を伸ばす芽だとか、雲が雨に変わる瞬間だとか。

胃もたれするようなしょうもないことばかり考えてもいられないから、現実的なことに戻らなきゃ。